
ダーマペンとは?期待できる効果・施術回数と頻度・費用相場
ダーマペンとは微細な針で肌に穴を開け、自然治癒力を利用し肌質改善を得る美容治療です。ニキビ跡や、肌のハリやシミくすみ改善など幅広いトラブルにダーマペンは効果があります。
しかし、肌に穴をあけるため「痛みが強そう」「ダウンタイムが長そう」といったイメージが浮かび、やめたほうがいいといった噂まで出ています。
そこで本記事では、ダーマペンにおける具体的な効果や費用相場ついて解説。また、効果が実感できるまでの施術回数についても細かく紹介していきます。
🌟この記事のまとめ |
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Contents
ダーマペンとは?
ダーマペンとは、目に見えないほど超微細な針で肌に穴を開け、肌本来の修復能力を利用して、肌トラブルの改善を図る施術です。
ダーマペンには、髪の毛よりも細い10本以上の針がついており、微細な電動で振動させて、肌の表面に一時的に穴(傷)をつくります。
その結果、肌の表面に残っているニキビ跡や肌質が改善されていくという仕組みです。
ダーマペンを施術する際には、美容の有効成分が含まれた薬剤を肌に塗布して浸透させることで、ダーマペンの効果を高めることもできます。
ダーマペン単体の施術でも効果は期待できますが、肌の悩みに応じた薬剤を併用すると、より効果を実感しやすくなるでしょう。
ダーマペンの期待できる効果
ダーマペンは、以下のような悩みの改善に対して、効果が期待できます。
- ニキビ跡の改善
- 毛穴の開き・黒ずみの改善
- たるみの改善
- くすみ・シミの改善
- 妊娠線・肉割れの改善
肌のハリ・小じわの改善
ダーマペンは、肌のハリや小じわの改善に有用です。
乾燥による小じわや肌のハリ不足と違いこれらの原因の場合、化粧品で肌の弾力をよみがえらせて小じわを改善するのは難しいのが現状です。
しかしダーマペンでは、真皮層を刺激することでエラスチンやコラーゲンの生成が促されるため、肌の弾力を取り戻して小じわが改善されることが期待できます。
ニキビ跡の改善
ニキビによって生じた肌の凹凸(クレーター)の改善にも、ダーマペンは大いに役立ちます。ニキビ跡のクレーターは、大きく分けて以下の3タイプがあります。
種類 | 特徴 |
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アイスピック型 |
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ローリング型 |
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ボックスカー型 |
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ニキビ跡のクレーターは、炎症が真皮層にまで達していることでできてしまい、普段のスキンケアだけでなめらかな肌に導くのは困難です。
ダーマペンを真皮層に通すと、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、凹凸になった肌の組織が徐々に再生。肌の凹みが浅くなっていくことが見込めます。
毛穴の開き・黒ずみの改善
毛穴の開きや黒ずみに悩んでいる人にも、ダーマペンはおすすめです。
古い角質や皮脂によって角栓が毛穴に詰まって酸化すると、毛穴が黒ずんだ開き毛穴になってしまうことがあります。また、加齢による肌のターンオーバーの乱れも、毛穴の開きの原因です。
たるみの改善
肌のたるみは、コラーゲンやエラスチンなどの、弾力繊維が減ってしまうことで起こります。
ダーマペンによってコラーゲンやエラスチンの分泌が促されると、新しく弾力繊維がつくられます。皮膚を支えられるようになるため、フェイシャルラインや目の下、頬などのたるみの改善が期待できます。
くすみ・シミの改善
ダーマペンによって、くすみやシミの改善も期待できます。くすみやシミに関与しているのは、メラニンです。皮膚の基底層に存在する、メラノサイトが活性化することで、メラニンが生成されます。
通常、メラニンは肌のターンオーバーによって適切に排出されるものです。しかし、紫外線や加齢などの影響で、メラニンが過剰に増えたりターンオーバーが乱れたりすると、くすみ・シミが生じます。
そうすると、蓄積されたメラニンが排出されやすくなるため、くすみやシミの改善が見込めます。
妊娠線・肉割れの改善
ダーマペンは、顔以外にお腹や太ももなど身体のほとんどの部位に施術できるため、妊娠線や肉割れの改善も目指せます。
セルフケアだけで妊娠線や肉割れを改善するのは、難しいことです。
しかし、ダーマペンで真皮層にアプローチし、ターンオーバーを促すことで、妊娠線や肉割れの改善が期待できます。
ダーマペンの効果が実感できるまでの施術回数・頻度の目安
ここでは、ダーマペンの効果が実感できるまでの施術回数・頻度について解説します。
- おすすめの頻度は月1回
- 施術3回目以降から効果を実感しやすい
- 5〜10回ほど行うと目に見える効果が期待できる
おすすめの頻度は月1回
ダーマペンによって肌のトラブルを改善するには、基本的に月1回のペースで複数回にわたって施術をしていくことが、推奨されています。
とはいえ、早く肌の悩みを改善したいからと、短期間で頻繁に施術を受けるのはNGです。傷が回復しないうちに施術すると、過度に肌へダメージを与えてしまい、かえって状態が悪化する恐れがあります。
ですので、ダーマペンの施術は月1回のペースで継続して受けるようにしましょう。
施術3回目以降から効果を実感しやすい
肌の状態にもよりますが、3回目の施術くらいで2週間ほど経過した辺りから、ダーマペンの効果を実感し始めることが多い傾向にあります。
施術1回目や2回目は、肌の状態を確認しながらダーマペンの針の長さを調整することが多いため、効果を実感できない場合も少なくありません。
5〜10回程度行うと目に見える効果が期待できる
ダーマペンの施術を5〜10回ほど受けると、目に見える効果が期待できます。
ニキビの炎症が強く深いクレーターができている場合は、一般的に10回以上施術が必要といわれています。
知っておきたいダーマペンのデメリット
ダーマペンには、以下のデメリットがあることも理解しておきましょう。
- 人によっては効果を感じられない
- ダウンタイムがある
- 施術中に痛みを伴う
- 改善効果を得られるまでに時間と費用がかかる
人によっては効果を感じられない
ダーマペンは比較的効果を実感しやすい肌治療ですが、肌質や考え方によっては、ダーマペンの施術が適さない人もいます。
ダーマペンは数回クリニックに通い施術を受け、時間が経過するまで待つ必要があります。1回のみの施術で即効性があるものでもないので、誤解のないようにしましょう。
ダウンタイムがある
ダーマペンの施術後は、針で傷ついた肌が、元の状態に戻るまでの期間(ダウンタイム)があります。ダウンタイムには、以下のような症状が起きるかもしれません。
- 腫れ
- 赤み
- 皮むけ
- かゆみ
- ひりつき
- 内出血
ダウンタイム中のこれらの症状は、数日〜1週間程度で治りますが、一時的に肌が不安定な状態になることを覚えておきましょう。
施術中に痛みを伴う場合がある
ダーマペンで使用するのは極細の針ですが、人によってはチクチクするような痛みが生じます。
しかし、ほとんどのクリニックでは麻酔をして施術するため、痛みを感じない、もしくは耐えらえる程度の痛みである場合が多いです。
もし施術中に強い痛みを感じた場合は、我慢せずに医師に伝えましょう。針を刺す深さを調整するなど、対応してもらえるはずです。
改善効果を得られるまでに時間と費用がかかる
ダーマペンで肌の状態を改善するには、継続して施術を受ける必要があるため、時間も費用もかかります。
そのため、カウンセリングの際におおよその施術回数と、かかる費用を確認しておくといいでしょう。
ダーマペンの気になる費用相場
ダーマペンは回数を重ねることでより効果を発揮します。ダーマペンの費用に関しても把握しておくと良いでしょう。
1回あたり20,000円程度が相場
ダーマペンの1回あたりの費用は、全顔の場合20,000円ほどが相場です。
クリニックによっては、5回コースや10回コースなどの、料金プランを設けていることもあります。1回の施術ごとに費用を支払うよりも、割安になりお得です。
オプション料金の目安
多くのクリニックには、肌の改善効果をより高めるためのオプションメニューがあります。オプションメニューの料金の目安は、以下のとおりです。
≫表は横スクロールします。
オプションの種類 | 料金(1回) | 向いている肌の悩み |
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ウーバーピール | 28,000〜40,000円 | シミ、色素沈着、くすみ、ニキビ跡などの改善 |
ウェルベットスキン | 13,000円〜 | ニキビ跡、毛穴の開き、くすみなどの改善 |
プラセンタ | 3,000〜4,000円 | たるみの改善 |
ボトックス | 5,000〜8,000円 | 毛穴の開き、しわ、たるみの改善 |
グロスファクター | 2,000〜8,000円 | しわやたるみの改善 |
トラネキサム酸 | 3,000〜4,000円 | 肝斑、肌荒れの改善 |
高濃度ビタミンC | 11,000円前後 | しみ、ニキビ跡の改善 |
肌の悩みに対して相性がよい薬剤を組み合わせて施術を行います。自分の肌の状態にはどの薬剤が適しているのか、カウンセリングの際に確認しておきましょう。
ダーマペンの施術の流れ
ダーマペンの施術の流れは以下のとおりです。
- 施術の予約
- 受け付け・問診票の記入
- カウンセリング
- 洗顔・麻酔クリームの塗布
- 施術
基本的にダーマペンの施術は完全予約制です。いきなり訪問しても、施術できません。カウンセリングでは、肌の状態を確認し、肌の悩みに対する最適な施術方法を提案してくれます。
カウンセリングが終わったら、メイクを落として洗顔し、麻酔クリームを顔に塗布します。そのまま15分程度待って麻酔が効いてきたら、いよいよ施術開始です。
施術する部位の範囲にもよりますが、20〜30分程度で施術は終わります。
ダーマペンの施術を受けた後に気をつけたいこと
ダーマペンの施術後、肌へ負担をかけないために、以下の点に注意が必要です。
- 肌の保湿を心がける
- 日焼け対策をする
- 汗をかくような激しい運動・長風呂を控える
肌の保湿を心がける
ダーマペンの施術後は肌が乾燥しやすい状態なので、保湿を徹底するよう心がけましょう。
クリニックでは、鎮静成分が含まれたスキンケア化粧品を取り扱っていることもあります。
日焼け対策をする
ダーマペンの施術後は、念入りに日焼け対策をしましょう。
外出時には日焼け止めクリームを塗ったり、帽子や日傘を使用したりして、紫外線から肌を守りましょう。
汗をかくような激しい運動・長風呂を控える
施術をしてから2〜3日は、汗をかくような激しい運動や長風呂も控えましょう。
どうしても体を動かしたい場合、ジョギングやハードな筋トレなどは控え、ウォーキングやヨガなど軽めの運動にとどめましょう。
ダーマペンに関するよくある質問
まとめ
この記事では、ダーマペンの期待できる効果や効果が実感できるまでの施術回数などを中心に解説しました。ダーマペンは、回数を重ねることで、肌のお悩みへの効果が期待できるでしょう。
また、オプションメニューと組み合わせて、より効果を得やすくすることも可能です。カウンセリングでは、肌の状態に適した施術を提案してくれるので、目指す肌の状態に近づけるはずです。
※この記事は特定の商品を広告するものではありません。
東京医科大学卒業(2004年)東京医科大学卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、 都内皮膚科・美容皮膚科院長として勤務。平成24年より医療法人容紘会高梨医院 皮膚科・ 美容皮膚科を開設。

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