
脂肪溶解注射はお腹痩せ効果に期待できる?メリットと料金を解説
なかなか落ちないお腹の脂肪をなんとかしたい…という方も多くいるでしょう。そんな方におすすめなのが医療ダイエットの脂肪溶解注射。
脂肪溶解注射は、薬剤を注入するだけで脂肪を溶かし、即効性が高く部分痩せ効果に期待できる施術です。
しかし、中には「お腹の脂肪溶解注射は何cc打てばいいの?」「お腹1回の注射でどのくらいの効果がある?」と気になっている方も多いはず。
そこで、今回はお腹の脂肪溶解注射のの基礎知識について徹底解説。また、脂肪溶解の一般的な料金相場やおすすめクリニックについても紹介していきます。


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Contents
お腹の脂肪溶解注射とはどんな施術?

注射を打つことで手軽に脂肪を減らせる
脂肪溶解注射は皮膚を切らずに治療ができるため、体への負担が少なく、短時間で手軽に施術することが可能です。脂肪が溶ける成分を含んだ薬剤を皮下に注入し、直接脂肪細胞へ浸透させます。
そうすることで脂肪細胞が分解されて脂肪が溶解することで、痩身効果が期待できるのです。なお、溶けた脂肪は、汗や尿などの老廃物として体外へ排出されます。
大きな脂肪がつきやすい部位だけでなく、気になる部位に直接注入ができるので、部分痩せにアプローチすることが可能です。
ただし、1回の注射だけでは大きな効果は期待できません。基本的には複数回繰り返すことで効果を実感できます。
出典:医師監修】脂肪溶解注射は本当に効果ある?効果がないと言われる理由も解説 -美容医療のかかりつけ わたしの名医
脂肪溶解注射の料金目安

脂肪溶解注射の料金は、クリニックや施術方法などによって大きく異なり、最安値では1回1万円以内、最高値では1回10万円以上の費用が必要です。
また、品川スキンクリニック美容皮フ科では、脂肪量に合わせて推奨メニューに違いがあります。脂肪が少ない方は各30ccで59,400円(税込)、普通の方には各45ccで89,100円(税込)、脂肪が多めの方には各75ccで148,500円(税込)が推奨されている形です。
推奨される注入量はクリニックによっても異なりますが、多くの方は5万円〜10万円程度の費用がかかっています。
脂肪溶解注射と脂肪吸引の違い

特定の部位に働きかける施術として脂肪溶解注射の他に、「脂肪吸引」があります。脂肪吸引は、カニューレという細長い管を使用し、皮下脂肪層の脂肪細胞を直接吸い出す施術です。
一方、脂肪溶解注射は手軽に行うことが可能で、ダウンタイムもほとんどありませんが、広範囲の痩身にはやや不向きで効果も緩やかです。
どちらにもメリット・デメリットはあるので、自身の希望に合った施術を選ぶことが重要です。
出典:脂肪吸引はどう進める? -医師が教える脂肪吸引安心ガイド
脂肪溶解注射はお腹に何cc打つ?

脂肪溶解の薬剤の注入量は、脂肪の量や個人の体の効果の現れ方などによっても変化しますが、一般的にはお腹それぞれの部位に10〜20cc程度の量を注入します。
例えば、お腹は上腹部・下腹部・左脇腹・右脇腹の4ヶ所に分類できるので、すべての部位に注射する場合は40〜80cc程度が注入量の目安です。

出典:脂肪溶解注射はお腹に何cc打てば効果がある?おすすめの量と気をつけたいポイントを解説 – TSUBAKI CLINIC
脂肪溶解注射はお腹何回で効果が期待できる?
脂肪溶解注射は1回だけでは効果を実感しにくいため、複数回施術を行うのが一般的です。回数・頻度は脂肪溶解注射を注入したあと、脂肪の減り方を見ながら決めていきます。
なお、脂肪溶解注射の薬剤の種類や施術を受ける方の体の状態など個人差もありますが、3回以上施術を受けてから脂肪の減少を実感するケースが多いです。
出典:脂肪溶解注射はお腹に何cc打てば効果がある?おすすめの量と気をつけたいポイントを解説 -TSUBAKI CLINIC
出典:お腹の脂肪を減らしたい!脂肪溶解注射のメリットや注意点を解説! -共立美容外科
お腹の脂肪溶解注射は打ってからどのくらいの期間で効果がでる?
お腹に脂肪溶解注射をうつと約1ヶ月程度ではっきりとした効果を実感し始めるでしょう。
基本的に1~2週間後に効果が出始めるため、実際に変化を感じるのはさらに1週間後になります。
経過期間 | 効果 |
---|---|
直後~3日後 | 体内で脂肪分解が始まる前の段階。腫れやむくみなどで違和感を感じる |
1〜2週間後 | 効果が現れはじめる。早い人の場合痩せた実感を感じることもある |
3~4週間後 | はっきりとした効果が現れ始める。脂肪分解と体外排出が同時に行われ見た目もすっきりする |
1ヶ月以上後 | 効果が安定化してより明確な効果が現れる。複数回の施術でより痩身効果が定着する |
脂肪溶解注射でお腹痩せ効果が期待できる?施術のメリット
脂肪溶解注射の施術を行う主なメリットは次のとおりです。

運動・食事制限などなしで脂肪が減らせる
お腹痩せのために脂肪を減らそうとすると、日常的な運動や食事制限が必要です。
忙しい社会人の方にとっては、運動する時間を捻出するのも大変でしょう、また、ストレスが溜まりやすいのに食事制限までしないといけないのは、さらにストレスを増加させてしまいます。
しかし、脂肪溶解注射なら直接脂肪に働きかけるので、運動なし・食事制限なしでダイエット効果に期待できます。
部分痩せができる
脂肪溶解注射なら、痩せたい部位にピンポイントにはたらきかけることができるので、部分痩せが期待できる点もメリットでしょう。
運動や食事制限などのダイエットでは、基本的には部分痩せはできないと言われています。それは脂肪には「皮下脂肪」と「内蔵脂肪」の2種類があり、先に落ちる脂肪は胃や腸などにつく「内蔵脂肪」だからです。
また、皮下脂肪の中でも、ふくらはぎや二の腕などは落としやすいといわれていますが、お腹は落としにくいと言われています。
一方、脂肪溶解注射ならお腹の皮下脂肪に直接はたらきかけるので、部分的なサイズダウンが期待できるでしょう。
出典:部分痩せはありえない?できないといわれる理由や気になる部位を痩せさせる方法を解説 -共立美容外科
脂肪細胞の数を減らせる
ダイエットの場合、運動や食事制限をして脂肪細胞を小さくするため、一時的に痩せることができます。
ただ、脂肪細胞のサイズは変わっても数自体に変化はないため、再び肥大化すれば、体がリバウンドして元の体型に戻ってしまうでしょう。
脂肪細胞が分解されることでリバウンドのリスクを減らすことが可能です。また、効果も半永久的に期待できることは脂肪溶解注射のメリットでしょう。
出典:脂肪溶解注射の太ももへの効果は?必要な回数や費用について解説 -TSUBAKI CLINIC
ダウンタイムが短く手軽に受けられる
施術をした条件や使用した製剤・個人差などもありますが、基本的に脂肪溶解注射はダウンタイムが少ない施術と言われています。
注射後に症状が出た場合でも、軽いものがほとんどで期間も翌日〜1週間程度です。
さらに、施術は5分〜10分程度でダウンタイムも短いため、手軽に受けられることも脂肪溶解注射のメリットです。
出典:脂肪溶解注射のダウンタイムはどれくらい? -Private Skin Clinic
脂肪溶解注射をお腹にする際のデメリット
脂肪溶解注射をお腹にする際の主なデメリットは次のとおりです。

1回の施術のみでは効果が得られにくい
脂肪溶解注射は1回のみでは効果を実感しにくいのはデメリットと言えます。
大半の方は、1回では「柔らかくなってきた」という実感しかなく、回数を重ねるごとに脂肪の減少効果を実感されている方が多いです。
ただし、施術自体は5〜10分程度で済むので、大きな負担にはなりません。
また、再施術は前回から1週間以上空ければよく、長くても2〜4週間ごとには注入できるため、比較的短期間で施術を完了させることができます。
出典:お腹の脂肪を減らしたい!脂肪溶解注射のメリットや注意点を解説! -共立美容外科
腫れや赤みなどが現れることがある
人によっては薬剤を注入した部位に痛みを感じたり、腫れや赤みなどが現れたりすることがあります。また、内出血が起こる可能性がある点もデメリットに感じるかもしれません。
切開を伴う施術などと比較するとダウンタイムは少なく、目立った傷跡が残る心配もありません。そして、メニューによっては軽い運動なら当日から行うこともできるでしょう。
出典:【医師監修】脂肪溶解注射(メソセラピー)の種類と効果を医師が徹底解説! -SELECT CLINIC
効果が均一に現れない場合がある
脂肪溶解注射は、狭い範囲で効果をはたらきかけるので、施術する場所が広範囲の場合、薬剤が均一に作用しない可能性があります。
その結果、効果が均一に現れない場合があることは注意したいポイントでしょう。
また、人によってはお腹の左右で効果の現れ方が異なる場合もあるので、医師の技術によって結果が左右される点はデメリットといえます。
お腹の脂肪溶解注射を受けるクリニックの選び方

お腹の脂肪溶解注射はさまざまな美容医療クリニックで提供されているメニューの1つです。
どのようなクリニックを選べば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。
クリニックの脂肪溶解に関する口コミをチェックする
まずは各クリニックの脂肪溶解注射の口コミをチェックしてみましょう。
経験のない施術で不安があっても、口コミ評価を見ることで生の情報が手に入り、そのクリニックについてイメージしやすくなります。
部位によって技術力が異なる場合があるので、お腹の脂肪溶解を行いたい場合は、他の部位ではなくお腹に施術をした方の口コミを閲覧できると良いでしょう。
症例や料金設定の明確さで信頼性を見極める
お腹の脂肪溶解に限らず、症例写真などを積極的に公開しているクリニックは信頼度が高い傾向にあります。
症例を見て自分の理想通りの施術が受けられるのか、確かめてみましょう。
また信頼度が高いかどうか見極めるためには、どのような料金設定なのかを見ておく必要があります。

複数クリニックのカウンセリングに行く
上記のような方法でクリニックをいくつか絞れたら、さらに1箇所に絞る前に複数クリニックのカウンセリングに行くことをおすすめします。
美容医療は料金が高くある程度リスクもあるため、ネットの情報だけで実態を判断することは難しいでしょう。
相対的に判断してクリニックを決めると、より良いクリニックを見つけることができます。
通いやすいクリニックを見つける
脂肪溶解注射は1回の施術では終わらないため、何度かクリニックに足を運ぶ必要が出てきます。
その際、アクセスや予約などの問題で通えないとなるとダイエットを続けることが難しくなります。
クリニック数が多ければアクセスしやすく、その分スケジュールも組みやすくなるため、途中でダイエットを断念することも避けられるでしょう。

脂肪溶解注射が向いている人
脂肪溶解注射が向いている人は主に次のとおりです。

今まで独学でダイエットに挑戦したり、パーソナルジムに通って運動や食事制限を行ったりしたけど、続かなかったという方には脂肪溶解注射がおすすめです。
脂肪溶解注射なら、わずか5〜10分程度の施術で脂肪細胞にはたらきかけ、痩身効果が期待できます。運動や食事制限のように、しんどい思いや辛い思いをすることなくダイエット効果が期待できるでしょう。
また、脂肪溶解注射は脂肪細胞の数を減らせることからリバウンドも起こりにくいため、せっかく痩せられたのに何度もリバウンドしてしまう方にもおすすめです。
効果を得たい部分にピンポイントで施術を行えることから、かかる費用を抑えたい人にも向いているでしょう。
ただし、一度で大きな効果を実感したい人にはおすすめできません。さらに、妊娠中・授乳中の方やアトピー性皮膚炎の方、アレルギー性皮膚炎の方、甲状腺機能亢進症や糖尿病の方なども施術を受けられないので注意が必要です。
脂肪溶解注射が向いていない人
脂肪溶解注射が向いていない人は主に次のとおりです。

脂肪溶解注射は、すぐに効果を実感したい人には向いていません。前述したように、脂肪溶解注射は溶けた脂肪が汗や尿などの老廃物として排出されることで痩身効果が期待できる施術です。そのため、施術をしてすぐに脂肪を減らすことができる施術ではありません。
そのほか、体型を大幅に変えたい場合も脂肪溶解注射は向いていません。痩身効果を得たい範囲が広いほど多くの薬剤が必要となるため、多くの施術回数が必要となるだけでなく、費用がかさんでしまいます。
お腹の脂肪溶解に関するよくある質問
お腹の脂肪溶解注射は何cc打つ?
体の状態によって個人差があるため、カウンセリングで医師に相談する必要があります。一般的には1回で10cc〜30ccほどを目安として料金を考えておくと良いでしょう。料金表には1ccの値段が記載されていることがあるので、注意が必要です。
脂肪溶解注射のモニターは無料?
脂肪溶解注射のモニター施術を無料で募集しているクリニックは少ないと言えるでしょう。ただ大幅な割引が適用されることは多いので、信頼できるクリニックであれば応募して損はないです。
お腹の脂肪溶解注射は1回だけでも効果はある?
脂肪溶解注射はどの部位でも1回では効果があまり望めません。ご自身の体の状態を医師に診てもらい、適切な回数注射するようにしましょう。料金の目安として、一般的には3回〜5回ほどで考えておくと良いでしょう。
脂肪溶解以外でお腹の脂肪に有効な施術は?
美容医療ダイエットには多種の施術方法があります。お腹や太ももなど広い部位には脂肪冷却もおすすめです。ダウンタイムが少なくリバウンドもしづらい施術で、幅広い部位に適用できるなどメリットがたくさんあります。
脂肪溶解注射の持続効果期間はどれぐらい?
脂肪溶解注射の持続効果は半永久的といわれています。半永久的に持続する理由は脂肪溶解するときに脂肪細胞を減らしているためです。そのため暴飲暴食などしない限り、リバウンドはしにくいでしょう。
脂肪溶解注射を打つときの注意点としてはどんなことがありますか?
脂肪溶解注射を打つ前と後はなるべく過度な運動や飲酒、入浴、サウナなど体に負担がかかるような行動は控えるにしましょう。体に負担がかかると血流の巡りが良くなり、赤みや痛みを引き起こすことがあります。そのため、施術前後は安静にすると効果を得やすいでしょう。
脂肪溶解注射の効果を高める方法はありますか?
効果を高めるには食事量を抑えたり適度な運動をするのが良いでしょう。基本的には脂肪溶解注射は脂肪細胞を破壊するため、施術後はリバウンドしにくいといわれています。しかし、そのまま食事量を抑えたり運動を行うことで、さらなるダイエット効果を得られるでしょう。
お腹の脂肪溶解注射は痛い?
痛みの感じ方には個人差がありますが、施術時は麻酔を使用するクリニックが多いため強い痛みを感じる可能性は少ないでしょう。施術後は人によっては軽い筋肉痛のような痛みを感じる場合があります。
まとめ
今回の記事は、脂肪溶解注射の治療法や料金相場について解説しました。
脂肪溶解注射は、1回だけで効果が期待できるものではなく、お腹それぞれの部位に10〜20ccの量を注入し5回以上施術を行うのが推奨されています。
脂肪溶解注射の施術を受けることで、きつい運動や辛い食事制限なしでお腹の部分痩せ効果に期待できるでしょう。また、脂肪細胞を減らすことができるので、リバウンドしにくい体となることも脂肪溶解注射がおすすめの理由です。

東京医科大学卒業(2004年)東京医科大学卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、 都内皮膚科・美容皮膚科院長として勤務。平成24年より医療法人容紘会高梨医院 皮膚科・ 美容皮膚科を開設。

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