
Original Beauty Clinic GINZA-佐藤院長インタビュー
世界一優しいクリニックを目指してー丁寧な診療で応える美容医療
銀座一丁目駅から徒歩1分の「Original Beauty Clinic GINZA」は、ボトックス・ヒアルロン酸などの注入治療から、糸リフト、肌育治療まで幅広い美容医療に対応するクリニックです。
「来院される方はもちろん、スタッフや関わるすべての方に優しくありたい——。“世界一優しいクリニック”を目指して、美容医療に向き合っています」と話すのは、院長の佐藤先生。
今回は、クリニックに込めた想いから人気施術、そしてご来院される方と向き合ううえで大切にしている考え方まで詳しく伺いました。


佐藤 玲史
世界一優しいクリニックを目指して—四方良しの考え方とは

Original Beauty Clinic GINZAのコンセプトを教えてください
Original Beauty Clinic GINZA では、「世界一優しいクリニック」「世界一優しいドクター」を目指すことをコンセプトに掲げています。
優しさを中心に据えたクリニックは、美容医療の中でも珍しい存在かもしれません。
ご来院される方に寄り添うのはもちろんのこと、スタッフが心地よく働ける環境づくりや、出入り業者の方とのコミュニケーションにおいても、同じように“優しさ”を大切にしています。
対お客様・対スタッフ・対業者の“三方良し”に加えて、将来の美容医療そのものがより優しいものになってほしいという思いから、当院では“四方良し”という考えを大切にしています。
クリニックの空間づくりで意識されていることはありますか?
院内の空間づくりでは、まず落ち着く場所であることを大切にしています。華美になりすぎず、ゆったりと過ごしていただける雰囲気を意識しました。
そのうえで、個人的に好きな青をメインカラーに採用し、青と白のコントラストが綺麗に見えるよう統一感を持たせています。カーペットやソファーなどのアイテムも、すべてこの色調で揃えました。
内装を整える際には、実際に多くの家具屋をまわり、インテリアも一つひとつ自分の目で選んでいます。
他院ではプロのデザイナーが入るケースもありますが、当院ではすべて私自身がこだわって選びました。

人に寄り添う姿勢が導いた、医療への道
美容医療に関わるまでの歩みを教えていただけますか?
大学では文系学部に在籍し、卒業後は保険会社に就職しました。
当時は今ほど働き方が整っていない時代で、学生や社員など多くの方と向き合う日々を送っていたんです。
就職活動の時期には1日に何十人、年間で何千人という学生と向き合い、オフシーズンには社内の社員とも面談を行っていました。
そのなかで、会社に在籍していたドクターと接する機会や、身内が大きな病気をした際に担当医の方とお話しする機会がありました。
そこで強く印象に残ったのが、医師の方々が持つ“器の大きさ”や“物事の深い捉え方” でした。
人事という仕事でも多様な方々と向き合っていましたが、医師はまた別の角度から人の人生や健康に寄り添っており、その姿勢に惹かれるものがありました。
「これは、人の命に向き合う経験に裏打ちされた深みなのではないか」
と感じたことをきっかけに、“自分もこうした姿勢で人と向き合える仕事に挑戦したい” という想いが芽生えたんです。

美容医療を選ばれた理由にはどんな思いがあったのでしょうか?
さまざまな科を回るなかで、最初に興味を持ったのは皮膚科でした。
内科の治療は、血圧や血糖値など“数値の変化”として効果が現れるものの、実際に体の中で何が起きているかは目に見えません。薬が作用しているのか、生活習慣の改善によるものなのか──。その曖昧さが、自分の中では少しピンとこなかったんです。
一方で、皮膚科や外科は治療の効果が目に見えて分かる分野。「目の前の方の変化を直接確認できる」という点に惹かれていました。
きっかけとなったエピソードはありますか?
ある日、皮膚科でホクロやイボを除去した際に、来院された方から「先生、もっと綺麗にならないんですか?」と言われたことがありました。
保険診療では“治す”ことが中心で、「もっと綺麗にしたい」という思いまでは十分にサポートできない場面があります。
そのご相談を受けたことがきっかけで、美容医療を学ぶ必要性を感じ、美容の世界へ進むことを決めました。ここが、私の美容医療のスタートです。
注射系と肌育が牽引する美容医療のトレンド

Original Beauty Clinic GINZAで特に人気の施術メニューやジャンルはありますか?
ボトックスやヒアルロン酸をはじめとした注入治療が特に人気です。
最近では、肌質改善を目的とした「肌育」(スキンブースター)の需要も高まっており、注入治療全体の勢いを感じています。
また、切開を伴う施術よりも、極細の針穴から医療用の糸を挿入して引き上げる糸リフトも人気が高く、今後ますますメジャーな選択肢になっていくと考えています。
肌育注射は、どんなお悩みを持つ方に選ばれていますか?
肌育注射を選ばれる方の多くは、従来の美容施術では満足しきれなかった方 や「もっと肌を綺麗に整えたい」という想いが強い方という印象です。
施術後は、一時的に“ボコつき”や“内出血”が出ることもあり、ダウンタイムが比較的しっかりある治療です。
それでも人気が高い理由は、1〜2週間後に肌がピカっと輝くような変化が現れるから。
他の治療ではなかなか得られない“うるおい”と“肌の底上げ”を実感できる点が支持されていると感じます。
肌育治療は、どの年代の方がよく受けられていますか?
肌育治療を受けられる方は、20代後半〜30代・40代の方が中心です。
10〜20代前半の方は、もともと肌の潤いがしっかりあり、大きな変化を感じにくいケースもあります。
そのため、実際に効果を実感しやすいのは、肌の変化を少しずつ意識し始める30代・40代の方です。
「最近なんとなく肌の調子が変わってきたかも」「もう一段階きれいになりたい」
そんなニーズに応えられる治療として、特に支持されている印象です。
肌育注射の強みは何ですか?
当院は“世界一優しいクリニック”を掲げており、肌育注射においても 痛みや刺激をできる限り軽減する工夫を徹底しています。
具体的には、以下の内容を細部までこだわりながら施術を行っています。
- できるだけ痛みを感じにくい細い針の選択
- 肌の負担を減らすための表面麻酔の使用
- 刺激を軽減するため、可能な範囲で薬剤の浸透圧・pHを肌の状態に近づける調整
こうした配慮はすべて、「できるだけ不安や痛みを小さくして、美容医療を心地よく受けていただきたい」
という思いからです。
美容医療の今とこれから — 広がる選択肢と変化の流れ

美容医療のトレンドはどう変化しているのでしょうか?
美容医療全体を見ると、ここ数年で大きく伸びているのが「肌育(スキンブースター)」だと感じています。
肌質改善を目的とした注射治療は、従来の施術では満足できなかった方のニーズに応えられることもあり、人気が高まっています。
そして、10年ほど前から続く大きな流れとしては糸リフトがあります。
私が美容外科に入った16年前は、リフトアップといえば“切る施術”が主流でした。しかし今では、切らずに糸を使って引き上げる治療が一般化し、より身近な選択肢になっています。

先生ご自身やスタッフの方も、美容医療を取り入れていますか?
私自身も、額や眉間には定期的にボトックスを行っています。
そのままにしておくとシワが深く刻まれてしまいますし、私がシワだらけだと「先生はやらないんですか?」と言われてしまいますからね。
もちろん“美容のため”という側面もありますが、自分がきちんとケアをしていることが、患者さまの安心につながるという思いもあります。
スタッフもそれぞれ必要に応じて施術を受けています。
無理に何かをするのではなく、自然な範囲で自分の「きれい」を保つためのメンテナンスとして取り入れているイメージです。
丁寧な注入で仕上がりをつくる──佐藤院長の得意施術
佐藤院長の得意施術について教えていただけますか?
特にボトックスは、私が最も得意とする施術のひとつです。
1日で何十件も施術するほどご相談が多く、個人経営のクリニックとしては、銀座でもトップクラスの症例数だと思います。
さらに、これまで数多く経験してきた糸リフトも得意とする分野です。
切らずに引き上げる治療が主流になった今、自然に若々しさを保ちたいという方に自信を持っておすすめできる施術です。
施術を行う上で大切にされているポイントはありますか?
何より重視しているのは、「どこに・どのくらい注入するか」をしっかり共有しながら進めることです。
よく来院された方から「ここまで丁寧に説明されたのは初めてです」と言われることがあります。
実際、来院された方の中には「前のクリニックでは、どこにどのようにボトックスを打ったのかわからない」
という方も少なくありません。
私は、施術前に“どこに・どのくらい・なぜそこに打つのか”を必ず共有し、施術内容も細かく記録するようにしています。
次回来院された際に「右側だけ効きが弱かった気がします」と言われれば、すぐに調整の方向性を判断できますし、来院された方と相談しながら“ちょうど良い仕上がり”を一緒につくることができます。

クリニック選びでは、どんなポイントを意識すべきでしょうか?
しっかりと話を聞いてくれるクリニックを選ぶことが何より大切だと考えています。
来院される方によって、悩みも目指したいゴールもまったく異なります。
だからこそ、同じ治療を誰にでも当てはめる“通り一遍の提案”では、満足できる仕上がりにはなりません。
一人ひとりの状態や希望を丁寧に聞いたうえで、適切な施術内容・注入量・注入箇所を一緒に決めてくれるドクター に出会えるかどうかが、クリニック選びののポイントだと思っています。
寄り添う美容医療を届けたい──院長としての思い

カウンセリングで大切にされていることは何でしょうか?
カウンセリングで大切にしているのは、来院された方が安心して話せる環境をつくることです。
当院のコンセプトでもある“世界一優しいドクター”を目指して、まずはその方がお話を終えるまで、私から言葉を挟むことはしません。
美容医療には言いづらい不安や悩みも多いものです。だからこそ、どんな小さなことでも気兼ねなく話していただきたいと思っています。
そのための環境としてカウンセリングは個室で行っています。扉が閉まる空間で、周囲を気にせずお話しいただけるようにしています。
来院された方との関係づくりで意識されていることはありますか?
来院された方との関係づくりで私が大切にしているのは、「安心して通える“居心地の良さ”を感じてもらうこと」です。
美容医療は不安を抱えやすい分野だからこそ、“この人に任せたい”と思っていただけるような、やわらかい距離感を大切にしています。
そのために、話しやすい雰囲気づくりはもちろん、プライバシーを守れるよう個室で対応しています。
カーテン仕切りのように声が漏れる環境ではなく、扉を閉めた空間で落ち着いて相談していただけます。
ありがたいことに、こうした環境や姿勢に共感してくださる方が多く、リピーターやご紹介での来院が増えているのだと思います。
最近では、遠方からわざわざ来てくださる方もいて──石垣島から来られた方もいらっしゃいました。
「ここなら安心できる」そんな声をいただけるのは、何よりの励みです。
来院を検討されている方へメッセージをお願いします
美容医療に興味はあるけれど、「どこへ行けばいいのかわからない」「少し不安がある」そんな方こそ、ぜひ一度お越しいただければと思います。
当院では、“世界一優しいドクター”を目指すという想いのもと、どんな小さなお悩みでも
遠慮なくお話しいただけるよう、落ち着いて相談できる環境づくりを大切にしています。
初めての方はもちろん、これまでいくつかのクリニックに行ったものの、しっくりこなかったという方も、どうぞご相談ください。
お話を丁寧に伺い、一人ひとりにとって最適なご提案をいたします。納得して施術を受けていただけるよう、誠実に向き合ってまいります。
皆様にお会いできる日を心より楽しみに、お待ちしております。
取材概要
- 取材にご協力いただいた先生
- 佐藤 玲史先生(Original Beauty Clinic GINZA 院長)
- 資格
- 日本美容外科学会認定専門医(JSAS)番号1218
高濃度ビタミンC療法認定医
BOTOX VISTA認定医
日本化粧品検定一級 認定No.19213100472
日本美容外科学会会員(JSAS)
日本美容皮膚科学会会員
日本再生医療学会
点滴療法研究会マスターズクラブ会員 - 専門分野
- ボトックス、糸リフト
- 実績
- 雑誌掲載や美容メディアの監修実績が多数あり、YouTubeの芸能人チャンネルでも取り上げられる。
- 職歴
- 国立 東京医科歯科大学 医学部医学科(現・東京科学大学)を卒業後、美容外科・美容皮膚科領域で豊富な臨床経験を積む。大手美容外科では千葉・新宿・上野の主要院で院長および顧問を歴任し、多くの症例に携わりながら技術力を磨く。
その後、有名美容外科の銀座院で院長として就任し、幅広い美容医療ニーズに対応。2020年4月には銀座に Original Beauty Clinic GINZA を開院し、自身の専門性を活かした美容医療を提供している。 - 実施日
- 2025年11月7日
- 場所
- Original Beauty Clinic GINZA(東京都中央区)
- インタビュアー
- 日比野香、片桐恵梨子