自毛植毛の費用相場はいくら？値段を抑えるコツとおすすめクリニック6選

薄毛対策として自毛植毛を検討する際、多くの方が初めに気になるのが「実際にどれくらいの費用がかかるのか」という点ではないでしょうか。

自毛植毛は効果の持続性が高い治療法として知られる一方で、初期費用が高そうというイメージから、なかなか踏み切れない方も少なくありません。

そこで本記事では、治療法別・施術部位別の費用相場の目安と費用を安く抑える方法、自毛植毛の値段が安いおすすめクリニック6選を紹介します。

AGA治療薬やメソセラピー、ウィッグなどとの費用比較も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

	カミノクリニック	親和クリニック	アスク井上クリニック
おすすめ ポイント	・3,000件以上の豊富な実績あり！ ・従来の1.5倍の施術スピードを実現	・5,000株以上の大量植毛を実現！ •メスは使わないため植毛がバレづらい	・生着率は95%以上と高い数値！ ・累計15,000件以上の症例実績あり
施術料金 （税込）	基本治療費 220,000円 ＋ 1株あたり：440円	基本治療費 220,000円 ＋ 1グラフト：990円	基本治療費 220,000円 ＋ 1グラフト：880円
施術対応 店舗数	◎ 全国1院 提携院120院以上院	全国6院	全国1院
詳細	詳細を確認	詳細を確認	詳細を確認
公式	公式はこちら	公式はこちら	公式はこちら

グロウナビサイト監修者

吉岡　容子院長

経歴・プロフィール

東京医科大学卒業（2004年）東京医科大学卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、 都内皮膚科・美容皮膚科院長として勤務。平成24年より医療法人容紘会高梨医院 皮膚科・ 美容皮膚科を開設。美容皮膚科領域で多数の治療に携わる。

自毛植毛の費用は30万〜150万円程度

自毛植毛にかかる費用は、一般的に30万円〜150万円程度が目安になります。

金額に幅があるため、「思ったより高い」「想像より安い」と感じ方は人それぞれですが、薄毛の進行度や希望する仕上がりによって必要な費用が変わるのが自毛植毛の特徴です。

また、クリニックごとに料金体系が異なるため、たとえ同じ治療方法でも提示される金額に差が出る点も理解しておく必要があります。

自毛植毛の費用は「基本治療費＋植毛本数」で決まる

自毛植毛の費用は、「基本治療費＋植毛本数（グラフト数）」を合算して決まるケースが一般的です。

自毛植毛では、髪の毛を1本ずつ植えるのではなく、毛包ごとにまとめたグラフト（株）単位で移植を行うのが基本です。

1グラフトには平均して2〜3本程度の髪が含まれており、薄毛の範囲や密度によって必要なグラフト数が変わります。

ほかに基本治療費が20万円かかる場合、総額はおよそ60万円です。

なお、なかには基本治療費を設定せずにグラフト料金のみで費用が決まるクリニックもあります。

その場合は計算がシンプルになり、事前に総額を把握しやすく費用も抑えられる点がメリットです。

自毛植毛の費用は本数次第で大きく差が出るため、基本治療費の有無や必要なグラフト数まで含めて比較することが重要ですよ。

自毛植毛は保険適用の対象外となる

自毛植毛は、健康保険が適用されない治療に該当します。

薄毛は見た目の印象に大きく関わる悩みではあるものの、病気や怪我の治療とは違い健康上必須の施術ではないため、健康保険の対象外となっています。

保険が使えない分、治療内容や料金体系を事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

健康保険が使えないのは、どのクリニックでも同じなので注意しましょう。

【治療法別】自毛植毛の施術費用の相場は？

自毛植毛の施術費用は、治療法によっても違いがあります。

近年の自毛植毛の主流となっている治療法は、主に次の2つです。

それぞれ施術内容が異なるため、医師と相談しながら希望や予算に合わせて選択しましょう。

ここからは、それぞれの費用相場を解説します。

FUT法の費用相場

FUT法は、後頭部の皮膚を帯状に採取して、そこから毛包を取り分けて移植する施術方法です。

比較的多くのグラフトを一度に確保しやすい点が特徴で、広範囲の薄毛を改善したい場合に選ばれることがあります。

費用相場としては、1グラフトあたり600円〜900円前後が目安です。

たとえば、1グラフトが700円で1,000グラフトを植毛する場合、植毛費用は約70万円となり、基本治療費が20万円かかると総額はおよそ90万円になります。

注意点として、施術によって後頭部に線状の傷が残る可能性があるため、費用だけではなく仕上がりやダウンタイムも含めて検討することが大切ですよ。

※本記事で紹介したクリニックの相場です。

FUE法の費用相場

FUE法は、後頭部などから毛包を一株ずつくり抜いて採取し、そのまま移植する施術方法です。

頭皮を大きく切開しないため傷跡が目立ちづらく、見た目への影響を抑えたい方に選ばれています。

費用相場は、1グラフトあたり440円〜990円前後が一般的です。

FUE法は単価が比較的安く設定されていて、刈り上げない方法を選べたり、術後の見た目に配慮しやすかったりする点が魅力です。

費用と仕上がりのバランスを考えながら、医師と相談して施術方法を決めましょう。

※本記事で紹介したクリニックの相場です。

【部位別】自毛植毛にかかる平均的な費用相場

「自分が施術したい部位は、どれくらいの費用がかかるのか知りたい」と考える方も多いでしょう。

そこで、ここからは次の部位別に施術費用の目安を紹介します。

生え際

生え際の費用の目安としては、全体を整える場合で800グラフト前後が一つの基準になります。

この場合、相場は100万〜110万円前後が目安です。

部分的な後退を軽く整える程度であれば、400グラフト〜で対応できるケースもあり、その場合の費用は50万〜60万円前後から受けられることが多くなります。

生え際は、顔の印象を大きく左右しデザイン性が特に重視されるため、医師の技術力によって仕上がりに差が出やすい部位といえます。

費用だけで判断せず、カウンセリングでデザインの考え方やグラフト数の根拠をしっかりと確認することが大切になりますよ。

前頭部

前頭部でのグラフト数の目安としては、前頭部全体を補う場合で1,200〜1,500グラフト前後が一つの基準です。

費用相場としては、120万〜130万円前後を見込んでおくとイメージしやすいでしょう。

前頭部は進行性の薄毛が起こりやすい部位でもあるため、現在の状態だけではなく、将来的な後退を見据えたグラフト数の設定が大切です。

医師と相談しながら、予算的にも無理のない計画を立てることがポイントですよ。

頭頂部

頭頂部のみを補う場合の施術は、500〜1,000グラフト前後が目安です。

軽度の薄毛であれば500グラフト前後から検討でき、費用は70万〜80万円前後が一つの目安になります。

費用を抑えるためにグラフト数を減らしすぎると、思ったほど変化を感じにくい場合があるため、どの程度の改善を目指すかを明確にしたうえで計画を立てることが大切です。

M字

M字部分の施術は、薄毛の進行が浅いか深いかで費用が大きく異なります。

浅めのM字修正であれば、400〜600グラフト前後が一つの目安で、費用相場は60万〜80万円前後を想定しておくとよいでしょう。

一方、M字の切れ込みが深い場合や、生え際全体とあわせて整える場合、1,000〜1,200グラフト前後の施術が必要になることもあります。

M字は比較的少ない本数でも変化を感じやすい反面、将来的に前頭部へ薄毛が進行する可能性も考慮する必要がある点に留意しましょう。

現状だけを見て最小限の本数に抑えるのではなく、将来の変化を医師とすり合わせたうえで、グラフト数を決めてみてくださいね。

自毛植毛の費用を安く抑える4つの方法

自毛植毛の費用を安く抑えて施術を受けたい場合、次の4つの方法を試してみてください。

1.複数のクリニックで診察を受けて比較する

自毛植毛の費用を抑えたい場合、最初に取り組みたいのが複数のクリニックで診察を受けて、施術内容や費用を比較することです。

自毛植毛は自由診療のため、料金体系や施術内容がクリニックごとに大きく異なります。

複数の医師に頭皮状態を確認してもらうことで、必要な範囲や本数に対する見解の違いが見えてくる場合もあります。

また、費用だけではなく症例数や施術方法、アフターフォローの内容もあわせて確認することが重要です。

単純に安いクリニックを選ぶのではなく、説明内容に納得でき、総額が明確なところを選ぶことで結果的に無駄な出費を防ぎやすくなりますよ。

2.モニターやキャンペーンを活用する

モニター施術は、施術前後の写真や経過を症例として提供する代わりに、通常よりも低い価格で植毛を受けられる仕組みです。

グラフト単価が下がるケースもあり、施術範囲が広くなりやすい方にとっては、費用総額を抑えられる可能性があります。

また、時期によっては基本治療費やグラフト単価の割引などのキャンペーンが実施されている場合もあります。

カウンセリング時にモニターや割引の有無を確認して、安くできるかをチェックしましょう。

3.本当に必要な範囲だけの施術に絞る

自毛植毛の費用は、移植するグラフト数が増えるほど高くなります。

そのため、仕上がりの理想だけを優先して広い範囲を一度に施術すると、想定以上の金額になることも珍しくありません。

たとえば、生え際やM字部分は顔の印象を大きく左右するため、比較的少ないグラフト数でも変化を実感しやすい部位です。

一方で、前頭部や頭頂部を含めて全体的に植毛すると、必要なグラフト数が一気に増えて、総額も高くなりやすいといえます。

まずは優先順位を明確にして、段階的な施術を検討することで、無理のない費用計画を立てやすくなりますよ。

4.薄毛に気づいたらすぐに施術を受ける

自毛植毛の費用を抑えるうえで見落とされがちなのが、施術を受けるタイミングです。

薄毛は進行すればするほど植毛が必要な範囲が広がり、結果として移植するグラフト数が増えてしまい、総額も高くなることがあります。

しかし、そのまま放置して前頭部や頭頂部にまで薄毛が広がると、見た目を整えるために一度に多くのグラフトが必要になります。

治療内容が大がかりになるほど費用負担も大きくなるため、早めに相談に行くことで費用を抑えられる可能性がありますよ。

自毛植毛の値段が安いおすすめクリニック6選

カミノクリニック

カミノクリニックでは、FUE法による自毛植毛を行っています。

独自の「カミクリ式自毛植毛」により毛根を丁寧に採取するため、頭皮への負担を抑えながら施術を進めやすい点が特徴です。

20年以上にわたり3,000件以上の症例を経験してきた医師チームが在籍しており、髪の流れや生え方、毛質の違いまで細かく確認しながら施術を行います。

さらに、独自開発の植毛機を導入している点も特徴で、効率よく株を植えられる仕組みにより施術時間の短縮につながり、長時間のオペによる体への負担を軽減しやすい点も魅力です。

植毛がまったく生着しない場合は、手術代金を全額返金してもらえる保証制度※2もあります。

遠方からの来院は交通費全額支給、宿泊費は20,000円（税込）まで支給※2してもらえますよ。

カミノクリニックの基本情報

カミノクリニックの口コミ・評判

利用者

診察も施術もとても丁寧でした。水とサンドイッチのサービスもあり、一息つくことができました。

利用者

価格の安さが魅力で施術を決めました。安い分「大丈夫かな」と不安がありましたが、丁寧な対応で満足しています。

親和クリニック

親和クリニックでは、FUE法をベースとした自毛植毛を行っています。

頭皮を切開せずに毛根を一つずつ採取する方法のため、傷跡が目立ちにくく、術後の回復にも配慮された施術を受けられる点が特徴です。

これまでに13,000件以上※1の施術実績を重ねてきた経験があり、多くの症例から得た知見をもとに、一人ひとりの状態に合わせた対応を行っています。

また、1回で5,000株以上の大量移植にも対応可能で、スピードと正確さを両立させた施術により、長時間になりやすい手術の負担を抑えつつ安定した生着を目指しています。

施術翌日には頭皮の消毒と洗髪ケアを実施しており、自宅ケアに不安がある方もしっかりとしたサポートが受けられますよ。

親和クリニックの基本情報

親和クリニックの口コミ・評判

利用者

施術内容にとても満足しています。無理な勧誘もありませんでした。

利用者

頭皮のことで悩んでいましたが、施術を受けてから明るい気持ちになれました。施術後、不安なことはメールで相談に乗ってもらえたのでよかったです。

アスク井上クリニック

アスク井上クリニックでは、FUE法とFUT法の特性を組み合わせた独自の施術方法「ハイブリッド自毛植毛《i-SAFE》」を提供しています。

費用面では、最大30％OFFになるモニター制度を用意しており、通常よりも負担を抑えて施術を受けられる環境が整っています。

22年以上にわたり15,000件以上※1の症例に対応してきた実績があり、さまざまな薄毛タイプや進行度に向き合ってきた経験が蓄積されています。

生着率は95％以上とされており、見た目の自然さを重視したデザイン設計と丁寧な施術によって、違和感の出にくい仕上がりを目指しています。

遠方からの来院は手術費用の3％が還元されるサポート※2があるため、エリアを問わず検討しやすいのが心強いポイントです。

アスク井上クリニックの基本情報

アスク井上クリニックの口コミ・評判

利用者

施術を受けるかずっと迷っていましたが、受けてよかったと心から思います。丁寧で親切な対応に感謝しています。

利用者

事前の電話対応の段階から丁寧な印象がありました。雰囲気もよく、気軽に通いやすいと思います。

湘南美容AGAクリニック

湘南AGAクリニックでは、FUE法を中心とした自毛植毛を行っています。

お得なモニター価格※1が用意されており、「スマートFUE植毛」は1グラフト576円（税込）、「ノンシェーブン植毛」は1グラフト760円（税込）など、通常よりも抑えた価格で施術を検討できます。

施術方法は一般的なFUE法に加えて、来院を施術当日の1回で済ませられる1day植毛、傷跡部分への自毛植毛、眉毛の自毛植毛など、複数の選択肢が用意されています。

さらに、生着が明らかに少ないと判断された場合には、必要なグラフト数の再手術を受けられる保証制度※2がある点も特徴の一つです。

価格のわかりやすさと施術メニューの幅広さを重視したい方に向いていますよ。

湘南美容AGAクリニックの基本情報

湘南美容AGAクリニックの口コミ・評判

利用者

初めてで不安がありましたが、丁寧な対応で信頼して任せられました。細やかな治療が受けられて満足しています。

利用者

治療の仕組みや効果をわかりやすく解説してもらえました。本気でAGA治療を考えている方におすすめです。

高須クリニック

高須クリニックでは、FUE法とFUT法の両方に対応した自毛植毛を行っており、希望や頭皮の状態に合わせて施術方法を選択できます。

40年以上にわたって薄毛治療を行っている実績があり、豊富な経験をもとに自然な仕上がりが目指せます。

施術では株分けを機械任せにせず、熟練のスタッフが毛根の状態を確認しながら手作業で丁寧に分けることでロスを抑えやすく、約90％以上の高い定着率につながっています。

生え際などのデリケートな部分では、毛の向きや角度にも細かく配慮し、植毛後の見た目が自然になるよう工夫されています。

カウンセリングでは、施術を担当する医師に直接不安や疑問を相談できるため、納得したうえで施術を検討できますよ。

高須クリニックの基本情報

高須クリニックの口コミ・評判

利用者

院内は広々としていて快適でした。基本的には個室での対応で過ごしやすかったです。

利用者

丁寧な声かけとスムーズな施術で、そこまで負担を感じることなく受けられました。担当してくださった医師と看護師さんがやさしく落ち着けました。

紀尾井町クリニック

紀尾井町クリニックでは、FUT法とFUE法の両方に対応しており、頭皮の状態や希望する仕上がりに合わせて施術方法を選択できます。

費用面では、FUT法は1株あたり660円（税込）からと比較的安価に設定されており、できるだけコストを抑えて植毛を検討したい方におすすめです。

これまでの治療累計件数は20,000件以上※1にのぼり、多くの症例に対応してきた経験が蓄積されています。

術後のアフターフォロー体制にも力を入れており、施術後に不安や疑問が生じた場合でも、追加費用なしで相談できます。

自毛植毛は経過を見守る期間が長くなりやすいため、治療後も継続して相談できる体制が整っている点は心強いポイントですね。

紀尾井町クリニックの基本情報

紀尾井町クリニックの口コミ・評判

利用者

丁寧な治療でコンプレックスの解消につながりました。今では日常を楽しめるようになったので満足しています。

利用者

不安があり施術を迷っていましたが、相談して正解でした。また機会があればこちらでお願いしたいと思っています。

後悔しない！自毛植毛のクリニック選びのポイント

初めての自毛植毛で失敗しないために、クリニックを選ぶ際は次のようなポイントをチェックしましょう。

自毛植毛を受けるクリニックを選ぶ際にまず確認しておきたいのが、最終的にいくらかかるのかが明確に理解できるかです。

たとえば、グラフト単価が安く見えても、別途高額な基本治療費が加算されると、想定よりも総額が高くなるケースもあるため注意しなければなりません。

しかし、自毛植毛の費用の安さだけでクリニックを選んでしまうと、仕上がりや術後の満足度に影響が出る可能性があるため、薄毛治療や自毛植毛の施術実績が十分にあるかを確認してみてください。

症例数が多いクリニックほど、さまざまな薄毛のタイプや年齢層の施術経験を積んでいるため、状態に合わせた提案を受けやすくなります。

施術後も、定着までの経過観察や頭皮の状態チェックが重要なので、できるだけ追加費用なしでアフターケアが受けられるクリニックを選ぶのがおすすめですよ。

自毛植毛とほかの薄毛治療の費用の違い

薄毛治療には自毛植毛だけでなく、内服薬や注入治療、かつら・増毛など複数の選択肢があります。

それぞれ費用のかかり方や継続性が異なるため、値段の安さだけで判断すると結果的に負担が大きくなるケースも少なくありません。

まずは代表的な治療法ごとの費用感を整理してみましょう。

AGA治療薬やメソセラピーは初期費用が抑えられる一方で、効果を維持するためには長期間の支払いが必要です。

月々の負担は小さく感じやすいものの、10年単位で見ると自毛植毛と同等、もしくはそれ以上の費用になることも珍しくありません。

一方で、自毛植毛は初期費用は高めですが、定着後は特別な維持費がほとんどかかりません。

自分の毛が生え続ける状態を目指せるため、長い目で見ると費用対効果を重視したい方に向いている治療法といえます。

薄毛の進行度やライフスタイル、将来的な支出も含めて比較し、自分に合った方法を選ぶことが大切ですよ。

自毛植毛を受けるメリット・デメリット

自毛植毛は薄毛の改善が期待できる施術ですが、メリットだけではなく注意しておきたい点もあります。

治療後に後悔しないためには、以下のようなよい面と気になる面の両方を理解したうえで検討することが大切です。

自毛植毛の大きなメリットは、自分の毛包を移植するため身体になじみやすく、定着後は自然な髪として伸び続ける点です。

人工毛とは異なり、日常のカットやスタイリング、カラーリングも制限なく行えます。

一方で、植毛直後にすぐ見た目が変わるわけではなく、数ヶ月ほどかけて変化が生じ始める点に注意が必要です。

さらに、グラフト数や施術方法によっては費用が高額になるケースもあり、初期負担は決して小さくありません。

しかし、一度生着すれば基本的に通院や維持費がかからないため、長期的に見るとメリットが大きい治療といえますよ。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版 – 日本皮膚科学会

自毛植毛のダウンタイムと過ごし方

自毛植毛には、施術後に頭皮を回復させるためのダウンタイムがあります。

ダウンタイムの長さには個人差がありますが、日常生活に支障が出やすいのは術後数日程度で、2週間ほど経てばある程度は落ち着くといえます。

また、施術の刺激によって一時的に抜け毛が増えるショックロスが起こることもありますが、多くは時間の経過とともに落ち着いていくため不安になる必要はありません。

ダウンタイム中の過ごし方として、次のような点を意識するとスムーズな回復が期待できます。

無理をせず安静に過ごすことを心がけると、定着にもよい影響が期待できるでしょう。

自毛植毛の費用に関するよくある質問

まとめ

自毛植毛の費用は、30万〜150万円程度が相場です。

費用は「基本治療費＋グラフト数」で決まるのが一般的で、施術方法や部位、必要本数によって総額が大きく変わります。

FUE法・FUT法の違いや部位別の費用相場を把握したうえで、自分に合った計画を立てることが重要です。

モニター制度やキャンペーンの活用、早めの相談によって費用を抑えられる場合もあるので、ぜひ活用してみてくださいね。